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ブログ菊地
がん専門運動指導士 講習会を終えて|1ヶ月間の学びと、今後の使命
おはようございます。
札幌市南区のメディカルフィットネス MIRANESS(ミラネス) の菊地です。
この1ヶ月間、大阪国際がんセンター認定「がん専門運動指導士」 の講習会を弾丸で受講し、すべての講義を修了しました。
近年、2名に1名ががんになる時代と言われています。
しかし、がんサバイバーに対応できる「運動施設」や「専門指導者」は全国的に不足しており、特に札幌市南区では、専門的にサポートできる施設は私が調べた限り“ゼロ”だったのが今の現状です。
この講習会は、MIRANESSが地域で果たすべき役割を再確認する、とても大きな学びの期間となりました。
がん専門運動指導士として学んだこと(1ヶ月のまとめ)
今回の講習では、以下のような専門的内容を深く学びました。
● がんの発生メカニズムと治療プロセス
がんがどのように発生し、治療によって身体にどんな影響が出るのか。
運動指導者として医学的理解が必須であることを再認識しました。
● がんサバイバーの症状別リスク管理
・倦怠感
・骨転移
・心臓合併症
・血栓症・塞栓症
・リンパ浮腫
こうしたリスクを把握し、安全な運動負荷を設定することが重要です。
● 運動前・運動後のヘルスチェックの重要性
血圧・脈拍・酸素飽和度・疲労度の確認を習慣化し、リスクを最小限に。
● 可動域測定・周径測定の評価技術
● がんサバイバー、そのご家族に寄り添える施設、指導士であること
がんを理解し、がんサバイバーの方々とどこまで寄り添うことができるのかが、何よりも一番大切だと学びました
実技を通して、数値に基づいた運動処方の重要性を学びました。
母をがんで亡くした経験が、この学びを深めてくれた講習を受ける中で、母ががんと闘った日々を何度も思い出しました。
「もっとできたことがあったのではないか」
「もっと支えられたのではないか」
その悔しさが、自分をこの資格に向かわせました。
だからこそ、がんを経験された方が“安心して身体を動かせる場所”をつくることは、私にとって大きな使命です。
MIRANESSは、その使命を果たせる場所だと確信しています。
札幌市南区には、がんサバイバーを支える運動施設が足りていない
私が調べた限り、
・がん専門の医療機関がほとんどない
・がんサバイバー向けの運動施設が存在しない
・専門知識をもつ運動指導者も少ない
という現状があります。
だからこそ、MIRANESSが地域医療と連携し、がんサバイバーを支える体制を整えることはとても重要です。
今後は医療機関とも連携を深めながら、札幌市南区で信頼される “がん運動療法の拠点” をつくっていきます。
MIRANESSが提供できるがんサバイバー支援
MIRANESSは札幌市南区初の厚生労働大臣認定「健康増進施設」です。
医療と運動を融合したメディカルフィットネスとして、
・がん治療中・治療後の運動サポート
・安全な有酸素運動・筋力トレーニング
・個別評価(可動域・周径・姿勢・歩行)
・血圧・脈拍・酸素飽和度のチェック
・リンパ浮腫予防の運動アドバイス
・生活・睡眠・栄養指導(管理栄養士)
など、チームで支援できる体制を整えています。
がんサバイバーを支える運動指導者は、まだまだ足りていない。
今回の講習会で強く感じたこと。
「がんサバイバーのための運動支援」は、社会的に必要とされているのに足りていない。
MIRANESSは、その課題を解決する施設として、これからも地域に寄り添い、安心して運動できる環境づくりを進めます。
今後の活動も、ぜひ見守っていただけると嬉しいです。


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